FC2ブログ

横浜市泉区の歯科 横浜いずみ台病院歯科診療室

横浜市泉区の横浜いずみ台病院歯科診療室の情報ブログです。 歯科診療室からの各種情報を発信してまいります。

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>

>> EDIT

<横浜市 医療安全研修会 に参加して>


 こんにちは。歯科部門長の金指です。先週に引き続き研修会 参加報告をいたします。
令和元年7月4日18時30分~20時30分まで横浜市市民文化会館 関内ホール(大ホール)にて行なわれた、横浜市医療安全研修会 に参加してきました。
 令和元年第1回の研修会テーマは、「児童虐待~医療関係者に知ってほしいこと~」でした。最近のニュースなどで、悲しい報道が取り上げられていますが、2人の子供を持つ親として、さらに医療職の立場から改めて、我々“歯科医療従事者”に出来る事はないか?と、考えるきっかけを頂けました。
 
 研修会は「児童虐待~横浜市の現状と対策(横浜市こども青少年局こども家庭課)」と「小児画像診断における医療安全 画像診断から見た小児虐待&被爆低減対策(神奈川県こども医療センター 放射線科 相田典子 部長)」の2部構成でした。

 「児童虐待~横浜市の現状と対策(横浜市こども青少年局こども家庭課)」
 私も横浜生まれ、横浜育ちのいわゆる“はまっ子”ですが、その横浜市で2019年5月30日時点の「児童虐待(疑いを含む)に係わる通告・相談に対して調査等の対応をした件数」が市全体で9605件、これは5年前の4633件の“倍”に増加、残念ながら、0ヶ月児の死亡事例も検証報告されていて、医療職でなく、親として、人として、悲しい現実を受け止めなければなりませんでした。昔であれば、しつけと称して行なわれていた体罰については、民法改正についても言及しておりました。法律ではなく、地域の方々とともに、「お子様の見守りが必要だな」と思いました。
 横浜市では、横浜市児童虐待防止医療ネットワーク(YMN)を立ち上げ、このような悲しい事案防止に努めているようです。横浜市の児童虐待通告受理機関は、横浜いずみ台病院のある泉区では「西部児童相談所」と「泉区福祉保健センター こども家庭支援課」とのことでした。また緊急を要する場合には24時間365日対応可能な「よこはま子供虐待ホットライン 0120―805―240」にて対応して下さるとのことでした。
私はいずみ野駅から病院まで徒歩で通勤しておりますが、毎朝地域の方々が見守り活動をしているのを目にします。泉区では児童虐待は無いと思いますが、悲しい事案が起こる前にご相談されてみればとおもい、上記記載させて頂きました。

「小児画像診断における医療安全 画像診断から見た小児虐待&被爆低減対策(神奈川県こども医療センター 放射線科 相田典子 部長)」
本講演は、画像診断から児童虐待を疑う。疑わなければ診断出来ない!
ただし、画像診断も過度に行ない過ぎると(画像撮影、診断のための)放射線が小児に与える影響についても言及していました。
 Shaken Baby Syndrome(日本後では、揺さぶり症候群とでもいうのでしょうか?)。簡単にいえば、1歳以下の乳児(いわゆる首がすわっていないという表現が適切の乳児)に対して、親御さんとしては、何で泣き止んでくれないの?と脇の下を両手で抱えて揺さぶってしまうことにより起こりえる脳出血(脳挫傷など)、脊髄損傷などの外傷群らしいです(専門外なので正しいかな?)。あざも、傷も、骨折もなく、まさにサイレントディジーズです。画像診断と臨床症状のポイントについて説明があり、頭頸部領域の画像であったので、インプラント治療も提供していた自分に“もっと広い視野で画像をみなければ”と感じました。しかしこのShaken Baby Syndromeには賛否両論あることもご講演で説明がありました。
その後は児童虐待による骨折、交通事故、転倒・転落などとの鑑別診断、虐待と疑ったときの必要最低限のエックス線撮影についても年齢別でご講演されておりました。
 医療職、すなわち、医師、放射線技師による放射線被曝を可能な限り低減させる試みも報告され、今後の日本の医療体制、特に小児科画像診断に対する問題点も指摘されておりました。
 医療安全講習会のまとめとして、「安全は偶然あたえられるものではない 最悪を想定して準備するもの」というスライドを我々、横浜いずみ台病院、そして横浜いずみ台病院・歯科診療部門への宿題として、日々医療安全の向上を目指してまいります。

児童虐待に関するニュースなどの報道が無くなる事を願い、今回のブログテーマといたしました。


20190710170527f98.jpeg

横浜いずみ台病院 歯科診療部門 部門長 スタッフ一同(文責:歯科部長)

| 患者様へ | 09:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント:

TRACKBACK URL

http://izumidaidental.blog.fc2.com/tb.php/540-a1f1afb5

TRACKBACK

<< PREV | PAGE-SELECT | NEXT >>